・日本語・「异步庭审」とは?

上海のロックダウンは継続している中、審理の形も多様化してきました。

中国語において、「同步」という単語は結構使われており、その基本的な意味は日本語におけるIT語感の「同期」とさほど変わりません。「异步」の場合、中国語として馴染みはゼロと言ってもいいですが、語感から「同步」の反対とわかるものとなっています。
従いまして、「异步庭审」を直訳すると、同期しない審理というようなものになります。

これだけではほとんどの方にとってはぴんとこないと考えますので、結論から言うと、本来の審理はフェイス・トゥ・フェイスで行われるものであるが、原告側と被告側が「同期」していることは当然であり、わざわざ強調する必要もありません。だたしコロナ禍の中、ビデオチャットという手段をもって審理行うことが中国では一般的になってきました。ビデオチャットという形式は、原則的に原告側と被告側がインターネットを通じて同期(同時に)して裁判で争うことになります。

そこで厳しいロックダウンの現状に照らし、さらに一歩便利性を図って、原告側と被告側の同時参加を要しない審理方式が誕生しました。
相当雑な表現すると、主に文字と写真形式のグループチェットの形をとった審理方法と理解しても特に問題はないかと考えます。そこでリアルタイムのチャットではなく、各側にとって都合のいい時間で証拠の提出や弁論を行えば制度です。

また、裁判の公正を損ないかねない制度のため、この審理方法の適用は限られております。

ざっとまとめると、同時参加が困難であること、簡単な案件であること、そして各当事者の同意が必要であることが必要とされます。